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ドルコスト平均法は本当に有利?

ドルコスト平均法は本当に有利?

最近は投資に必要な金額が少なくなり投信積立が増えています

それによってドルコスト平均法が注目されていますが本当に有利なのでしょうか?

ドルコスト平均法とは毎月一定額を同じ投資商品に投資し続ける積立

ドルコスト平均法自体は、上げ相場だろうが下げ相場だろうが関係なく毎月購入し続けるため、高い時には少ししか買えず、安くなったらたくさん買えます

経済評論家の大江秀樹さんは必ずしもリスクが低下するわけではないと述べています

その理由として、最終的な投資金額は同じでもそのお金をリスクに晒している時間が異なる。リスクを考える上において、時間というのは重要な概念であり、持っている期間が1年か1ヵ月かで比べた場合、1年間持っている方がその間に不測の事態で株価が下落して損失が発生する可能性は高くなる。つまり負ったリスクに対して、どのぐらい収益が上がったか比較するのが正しい評価であって、ドルコスト平均法は特別に有利でも不利でもない

たしかにその通りで株式のトレードも1日で売買するデイトレと長期間保有するトレードではデイトレであれば暴落に巻き込まれる可能性が限りなく低いですが、1年間保有すればその分暴落に巻き込まれる可能性は高くなります

その反面1日の値上がりはストップ高水準までに限られますが、1年保有すれば10倍になる可能性もあります

ドルコスト平均法の最大のメリットは高いリターンが得られることでもリスクが低くなることでもありません。購入をルール化してしまうことで、上がり下がりに大して気を揉んだりする必要がないこと、市場の動きに惑わされて不合理な意思決定や投資判断を下すことを防ぐことができる点にある。

つまり、あれこれ悩む必要がなく気が休まる=気休めというわけです

まとめるとドルコスト平均法は手法として有利なわけではなく、あれこれ考えずに済むため、気休めになるってことですね