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65歳までに1億円貯めよう!方法を考察してみた
日本では平均寿命が総じて長く、最近では日本最高齢の112歳の誕生日がテレビで話題になったりと自分が何歳まで生きるか予測が難しいです。しかし長く生きる分、日々お金が必要です
「老後の必要額1億円」なんて数字が多く出回っていますが、この数字は退職一時金や年金支給額も含まれています。平均余命まで公的年金が満額でもらえると仮定すると、夫婦でざっくり6,000万円。退職一時金を踏まえると1億円も見えてきます
ただ上記の条件に当てはまらない人もいると思います
では30歳代から考える、65歳までに1億つくるには何が必要か考えてみました
貯金で1億目指すには
試算は35歳からの30年間でいかに1億円つくるか
貯金だけで1億目指す場合には1年ごとに333万円貯金しなければいけません
月に直すと毎月28万円貯金しないと1億には到達しないんですね
5,000万円にしても毎月14万円とハードル高いです
毎月3万円積み立て、年3%利回りで運用した場合
では毎月3万円の投信積立を年利3%で30年間運用できた場合
元金1080万円に対して利息を含めると税引き後で1,573万円。全然足りません
積み立て額を10万にすると・・元金は3,600万円となり運用益入れると税引き後で5,244万円
年金と退職金を加味すると10万円を30年間、年利3%で運用すると1億円が見えてきそうです
毎月10万円積み立て、年8%利回りで運用した場合
結論として毎月10万円を年8%で毎年運用すると理論上は30年で1億に到達します
元金 | 繰入後元金 | 運用益 | 税引後運用益 | 税引後元利合計 | |
30年目 | 36,000,000円 | 98,616,718円 | 86,425,640円 | 68,868,271円 | 104,868,271円 |
しかし投信で毎年8%のリターンを30年間継続的に出し続けるのはあまり現実的ではないかもしれません。しかし米S&P500の株価指数の配当込み騰落率は1964年~2017年の53年間の平均で9.9%というデータもあります
ちなみに日本はというと・・直近(2004年末~2018年6月)で5.24%です。これだけだと若干物足りないです。しかし、同期間インドネシアは14.2%、インドは13.4%、ベトナム11.4%、米ナスダックは9.9%と世界を見渡せば8%超の国がゴロゴロいます。よって一つの解として世界分散が鍵ともいえます
投資に関しては短期的に高リターンを狙うのはハードルが上がりますが、複利を使うことで時間をかけてパフォーマンスを高めていくことができるのです
私が貯金ゼロから30年で1億目指すなら
仮に私が年金に一切期待できず、自力で1億円をゼロから目指すなら
①iDecoはフル活用
毎月10万円を年8%で毎年運用した資産は運用益に税金がかかった場合です
非課税の場合だと毎月10万円の積立を6.15%のリターンで1億に到達します
つまり非課税制度であるiDecoは積立可能枠をフルに活用すべきです

ただ会社員の場合、最大拠出額は年276,000円です
NISA枠を使い中小成長株への集中投資
次にNISA枠を使い中小成長株への集中投資を行います
本当はデイトレで種銭を増やして・・というのが本音ですが万人共通でできるわけではないので会社員の方でもできる日本株の長期投資をNISA枠を使って行います
これは塩住アセットマネジメントの塩住氏の手法を参考にし、数年単位で大きく伸びそうな企業を絞り込んで集中投資します

非課税のメリットはかなり大きいのでiDecoとNISAはフル活用させながら無駄をなくしいかに効率的に運用していくかが1億円到達のための条件といえるでしょう
1億円のつくりかたまとめ
運用面での話に注視してしまいましたが、運用益を改善する以前に家計の支出の改善が再前提です
理想的には無駄を削った分をフルインベストメントに費やし、非課税制度をフル活用しながら、運用益を改善させていくっていうのが王道です