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Revolutが日本上陸!使い方、メリット・デメリットを解説
英国発の注目すべきフィンテック企業が近々日本に上陸しました
その名も「Revolut(レボリュート)」
既に欧州では300万人以上の人が利用している超超便利なサービスです
日本では2020年5月4日よりサービスが利用できるようになりました
Revolutとは
Revoltはフィンテックベンチャーです
具体的なサービスは「外貨両替」「国際送金」「P2P送金」「デビットカード」
何が良いかって「使い勝手」と「手数料の安さ」にあります
Revolutでできること
Revoltはアプリをインストールして会員登録をおこないます
プリペイドカード機能
カード発行を依頼するとVISAプリペイドカードが送られてきます

Revolutカードへチャージ
カードへのチャージ(入金)はアプリ上で紐づけたクレジットカードやデビットカードの他、一部プリペイドカード、銀行振込でもチャージ可能です
現在直接紐づけられるカードはVISAブランドのクレジットカード、デビットカード、プリペイドカードに限られます。
しかしKYASHもしくはIDAREであればVISAブランドのため紐づけができます。
KYASH、IDAREへのチャージはVISAブランドの他、MasterCard、JCB、Amexからチャージができるため、VISAブランド以外のカードからのチャージはKYASHかIDAREを利用しましょう。
IDARE紹介コード:ts3wan
※3月20日までに本人確認と2,000円以上の入金で900円分のボーナスがもらえます
2023年4月17日(月)よりクレカ・プリカチャージは手数料発生
2023年4月17日(月)より国内銀行からの振込みによるチャージ及びVISAデビットカード(法人・ビジネスカード及び国外で発行されたカードは除く)によるチャージ以外には1.7%の手数料が発生します。今後はVISAデビットカードによるチャージが良いでしょう。ただし一部デビットカードではポイント付与対象外であったり、紐づけ自体ができない場合もあります。
楽天デビットカード(VISA) | ポイント対象外 |
SMBCデビット(三井住友銀行) | チャージ(紐づけ)不可 |
Sony Bank WALLET | 利用制限(30日ごとに1回のみ) |
その他のチャージ可能なデビットカードとして、PayPay銀行デビットカードや三菱UFJデビットカードがありますが、還元率がともに0.2%と低めです。
デビットカードチャージでおすすめなのが、りそなデビットカード〈JMB〉です。
こちらは200円につき1マイル貯まるため還元率0.5%です。
またはSony Bank WALLETで30日に1度だけまとめてチャージするのが良いです。
Revolutカードの使い方
チャージした分はVISA加盟店で利用可能です
Metalプランの場合、利用額の1%がキャッシュバックされます。Metalプラン以外はRevoltカードを単体で使ってもポイント還元がないため国内利用はメリットが薄いのですが、狙い目はポイント付与対象外のサービスです
ほとんどのカードは「モバイルSuica」のチャージがポイント対象外です
例えば三井住友カードだと以下がポイント対象外です
モバイルSuica、モバイルPASMO、EDY、WAON、nanaco、プリペイドカードへのチャージなど(https://qa.smbc-card.com/mem/detail?id=256)
この場合、三井住友カードからRevolutにチャージして、Revolutで「モバイルSuica」のチャージを行えば、三井住友カードからRevolutにチャージした分のポイントはもらえます
よって国内利用はポイント付与対象外サービスの迂回利用がおすすめです
24時間365日アプリで両替可能!海外事務手数料なし
Revolutカードは海外利用でもっとも効力を発揮します!
もちろん海外のVISAが使えるお店でも利用できますが、特筆すべきはアプリ内でさまざまな通貨に24時間365日両替ができます
例えば日本円からタイバーツに両替して現地でRevolutカード買い物をすれば、自動的にバーツ残高から使用されます
日本のクレジットカードやデビットカードと何が違うのかというと、国内のクレジットカードで海外利用した際は、請求時に海外事務手数料が上乗せ請求されます
よって無意識的に1.6-2%ほど割高に買い物してしまっているのです。さらに割高な為替レートに左右されます
国内クレジットカードの海外事務手数料(2022年) | |||||
VISA | Mastercard | JCB | American Express | Diners Club | |
---|---|---|---|---|---|
三井住友カード | 2.20% | 2.20% | ー | ー | ー |
三菱UFJニコス | 2.20% | 2.20% | 2.20% | 2.20% | |
JCB | ー | ー | 1.60% | ー | ー |
アメリカン・ エキスプレス |
ー | ー | ー | 2.00% | ー |
三井住友トラストクラブ | 2.00% | 2.00% | ー | ー | 1.30% |
楽天カード | 1.63% | 1.63% | 1.60% | 2.00% | ー |
オリコカード | 2.20% | 2.20% | 2.00% | ー | ー |
ライフカード | 2.00% | 2.00% | 1.60% | ー | ー |
為替レートはカードブランドにより異なる上、発行カードによってレートが異なり不透明です
Revolutで両替しておけば、両替した現地通貨が使われるため海外事務手数料がかかりません
さらにRevolutはインターバンクレートとされており、レートが良い上、アプリ内で24時間365日両替可能なので事前に円高の時に現地通貨を仕込んでおくこともできます
海外のATMで現地通貨の引き出しもできる
Revolutカードを使って現地のATMで現地通貨の引き出しも可能です
(※クレジットカード、プリペイドカードからのチャージ分はATMで現地通貨の引き出しはできません。デビットカードまたは銀行振込によるチャージが必要です)
買い物利用同様にアプリで両替して、あとは現地ATMで引き出すだけなのでとっても簡単
デメリットはオーナー手数料が徴収される国での利用です。
タイの場合、基本的にどのATMもオーナー手数料220バーツ(約770円)が発生します。
クレジットカードでキャッシングした場合のATM手数料はJCBなどは無料、三井住友カードでも110円~220円と日本円で固定されていますが、Revolutではしっかり220バーツ徴収されます
またスタンダードプランだと月25,000円、プレミアム会員だと50,000円、メタルだと100,000円、この金額を超えて引き出す別途Revolutの手数料も発生します
実際こちらがRevolutの手数料取られたケースです
引き出し金額は฿25,000+฿220(ATMオーナー手数料)なのですが
明細に手数料として฿515引かれています
ATMオーナー手数料も含めると約87,500円の引き出しに対し、2,022円手数料取られてしまっています
よってタイのようにオーナー手数料が取られる国ではプレスティアのGLOBALPASSかクレジットカードのキャッシング利用して即座に返済の方がお得です
海外送金も無料
Revolutでは海外送金もアプリ内でおこなえます。しかも無料!
ただ受け取り側でリフティングチャージかかる場合もあり、20,000バーツ送ったけど着金が19,500バーツなんてこともあるのでその点は注意が必要です
実際Revolutから自分のBangkok Bankの口座に35,000バーツ送金した際は34,800バーツ着金していました
所要日数は3日。200バーツがリフティングチャージなのでしょうか・・
しかし最近では平日にタイ向け送金をおこなうと完全に手数料無料で送金できています。
国内送金にも対応
またこれまで国内銀行向けの送金はできませんでしたが、2021年5月12日より利用できるようになりました

試しに5月19日にRevolutアカウントから楽天銀行宛に5,000円振り込んでみました

着金まで3-4営業日と記載がありましたが翌日に楽天銀行に着金していました

スタンダード会員は月1回、プレミアム会員は月5回まで振込手数料無料とのことなので、海外旅行で余った外貨を円に戻せば、Revolutカードで使い切る必要がなくなります
注意点は、クレジットカードやプリペイドカードを利用してRevolutアカウントにチャージした資金は送金資金として利用することができません(クレジットカードの現金化がNGなため)。銀行送金または、デビットカードによるチャージ資金のみ国内銀行口座への送金が可能です
クレジットカードでの海外送金も可能
Revolutへのチャージは説明の通り、クレジットカードやデビットカードの他、一部プリペイドカードからのチャージも可能ですが、一部利用が制限され引き出しや送金ができないカードがあります
即座にバーチャルカードが発行される
アプリ上でバーチャルカードや使い捨てのバーチャルカードが即座に発行可能です
バーチャルカードは実際のカード自体が発行されないので店舗では使えませんが、オンラインでの買い物に使えます。実際Grabやfoodpandaなど日常のオンライン決済はバーチャルカードはおこなっています
不正利用でも安心
アプリ上でカードを一時的に利用停止することができます
カードで不正利用が疑われる決済はアプリ上で承認・不承認が表示される場合もあります
今年の3月に身に覚えのないApp storeギフトの利用がありました
即座に不正利用で申告したところ、スピーディーに返金していただけました
ただ不正利用だったこともあり、使用していたカードは利用できなくなり再発行となりました
ここからが神対応。通常であれば再発行カードは発行時に登録した日本の住所宛に送られることになりますが、現在タイ在住でコロナ化の中、一時的に帰国するのもかなり面倒です。その旨相談したところ、特別にタイまで送ってくれました

Revolutのメリット・デメリットまとめ
・メリット
①ポイント対象外サービスの迂回用として使える
②24時間365日外貨両替が可能。両替した外貨はVISA加盟店の他、現地通貨引き出しもできる(クレジットカードキャッシングの方が手数料安)
③両替レートが良心的(インターバンクレート)
④国内銀行・海外銀行宛に送金(振込)も可能
⑤バーチャルカード即時発行
・デメリット
①海外ATMのオーナー手数料もしっかり徴収される
②海外ATM引き出しの無料上限を超えるとさらに手数料が発生
海外在住者やトラベラーには特におすすめしたいです
レート良いときに両替しておくのも良し!現地着いてから両替するのも良し!10秒で日本円を現地通貨に両替し、あとは現地ATMで引き出すだけなのでもはや「両替どうする?」なんて考えなくても良いのです!余った現地通貨はアプリ内で日本円に戻せるので余ったお金を使い切らなくちゃ!なんてこともなくなります
ただ現地通貨の引き出しは別な方法で
Revoltのプラン
Revoltは3つのプランがあります
標準 | プレミアム | Metal | |
年会費 | 無料 | 980円(月) | 1,980円(月) |
1%キャッシュバック | × | × | ◎ |
ATM手数料無料 | 25,000円まで/月 | 50,000円まで/月 | 100,000円まで/月 |
外国為替取引 | 月750,000円まで | 制限なし | 制限なし |
空港ラウンジアクセス | × | 〇 | 〇 |
SmartDelay | × | 会員+1名 | 会員+3名 |
※SmartDelayはフライトが1時間以上遅延した際に無料でラウンジを使えます。同伴できる人数がプランによって異なります。
Metalは現在サービス開始待ちとなっており、プラン申込のみ可能です
2022年1月よりMetalプラン開始となりました!
日本はリリースしたばかりですが、先に利用がはじまったイギリスでは様々な特典が用意されています。今後の拡充に期待したいです