セミリタイア

セミリタイア 移住のメリット・デメリット

セミリタイア 移住のメリット・デメリット

セミリタイアをする上で日々の生活費が低くなる国や場所に移住するのは1つの手です

しかし異国であれば日本に住むとは違ったデメリットも出てくるため、タイ・バンコク在住の筆者がメリット・デメリットを解説します

セミリタイア 移住のメリット

生活コストを抑えられる

セミリタイア後に移住する最大のメリットは「生活コストを抑えられる」に尽きます

もちろん日本に住んでいた方が安くなる国もありますが、アジア圏であれば日本に住むより生活コストを抑えられます

セミリタイアの生活費で述べたように、4%ルールで年間の引き出し額が300万円だった場合を考えると日々のランニングコストが安ければ安いほどお金を浮かせられます。浮かせたお金は使わず、投資に回してもいいですしよりセミリタイア後の生活を維持しやすくなります

ただ海外の開放感から逆に日本にいる時より飲み歩いてしまったり、遊んでしまったら本末転倒です。必ず4%ルールを守る自制心が必要です

断捨離が捗る

これは東南アジアならではの例ですが、年間を通してほぼTシャツ1枚で過ごせるため保有する洋服の数が減ります。実際私もTシャツ10枚弱、短パン2枚で年間過ごしています。またスニーカーを履く機会も減るので、靴や靴下もあまり要りません

日本にいると夏服、冬服、ジャンパーやコートなど何かと服の収納に悩まされてきましたが、そういった悩みから解放されます

ノイズキャンセリング

日本にいると何もしなくても色々な情報が入ってきます
海外にいるとそういった情報をシャットアウトすることができます。人間の脳は意識しなくとも視覚聴覚から入ってくる情報をもとに思考し続けます。不要な情報をシャットアウトすることで、無意識的に行われる不要な思考を減らすことができ、自分の本当にやりたいことにより集中することができます。個人的に海外移住した最大のメリットはこれに尽きます

東京オリンピックのマラソン選手である大迫傑さんもケニア合宿を選ばれた理由に同様の発言をされています

海外旅行が身近に

タイにいて感じるのは、アジアの各国が非常に近くなります
東京から沖縄に行く感覚でシンガポール、マレーシア、ミャンマー、カンボジア、ラオスへ行くことができます。またコロナ前は沢山のLCCが就航していたので、タイにいると週末海外が身近になります

セミリタイア 移住のデメリット

言語の壁

移住のデメリットというか最初のハードルとして言語の壁があります

しかし1年ほど住むと日常での会話は大体問題なくなりますが、やはり緊急時など普段使わない英語やタイ語となると不安が残ります

政情リスク

タイも週末になるとちょこちょこ民主派がデモをやっています。私の住んでる地域からは遠いので影響はまったくありませんが、2014年のクーデターは記憶に新しいです

またタイは比較的安全なイメージお持ちの方が多いかと思いますが、南部では外務省の危険度レベル3「渡航中止勧告」のエリアも存在します。こちらでは分離独立を標榜するイスラム武装勢力による襲撃・爆弾事件が頻発しています

移住コスト

移住する際の最初のハードルとしてはビザの取得が挙げられます

ビザに関しては各国で制限があります。タイの場合は永住ビザのハードルは高いのですが「タイランド エリート」と呼ばれるお金を払えば取得できるビザも存在します

各国による日本との差

タイは輸入製品に対する税金が高いので主に電化製品とかは日本の方が安かったりします。iPhoneなんかも日本の方が安いです

またタイにはマツモトキヨシなんかもありますが、日本の方が安かったりします
なので自分自身は日本に一時帰国する際にまとめて買ったりしています

保険・保障

海外で病院にかかると場合によっては数百万レベルの請求が発生する場合もあります

クレジットカード附帯の保険でカバーできますが、日本出国から90日までが保障対象となります。日本で保険に加入すると高額になるため、現地の保険に加入するのがおすすめです

まとめ

・日本(東京)で暮らすより生活費が安くなる

・やりたい事、無駄なものが減り本質的な自分の人生を追求できる

・トラベラーには最強の環境

・ビザ取得のハードルが高い

・日本とは異なるリスクに気を付ける