目次
はじめに
はじめに、「お金持ちになるのは簡単」です
難しいのは「ルールを守り続ける」ことです
ただルールを知らなければ、スタートラインに立つことができないので、私自身のこれまでの経験や学びをこの場を通じてアウトプットできればと思います
さて、私は自身19歳のときから事業をはじめ沢山の紆余曲折を経験しました
なぜ早くから起業という選択肢を選んだか良く聞かれます。色々かっこいい理由付けできますが、単刀直入に言えば「お金が欲しかったから」なのですよね。それに最終学歴が中学なので仕事を選べる立場でなかったのも正直な所です
事業自体は約10年ちょっと。お金が滝水のように流れてくる時期もあれば、砂漠のように1滴の水すらないような状態も経験し、その中でお金に対する考え方や使い方を学んでいきました。もちろん現在が完成形ではなく、これからも学び続け、学んだことを引き続きアウトプットして、自分の血肉にしていければと考えています
さらに、この場でのアウトプットは私自身の経験であり、感じることがあればご自身でアレンジしてもらいたいです。人の感情は100人いれば100通りあります。何の苦痛なく節約できる人もいれば、節約より稼ぐのが圧倒的得意な人もいます
事業人生を通じて感じたのは失敗を恐れリスクを回避することより、失敗から学び改善していくことが何より大切だと感じています
さらに、長い人生でいえば、右肩上がりで高騰し続ける株がないのと一緒で人生にも調整局面が絶対にあります。大切なのは右肩上がりを夢見ることではなく、調整局面で何を思い、何を感じ、今後にどう活かすかです
もしかしたらいま莫大な借金を抱え苦しんでいる人もいるかもしれません・・
毎月の支払いに悩んでいる状況かもしれません・・
失敗から学ぶことができれば人生いくらでもやり直すことができます
そして学び、改善し続けていけば必ずいまのよりいい状態をつくることができます
①お金持ちまでのステップ
まず結論から言います。お金持ちまでのステップは以下の5つです
簡単に言えば「たくさん稼いで」⇒「賢く使って、がっちり守って」⇒「投資する」というサイクルを作ることがお金持ちまでのステップです。そして身の回りをシンプルにすることで、本質的な価値が見えてきます。それによって何にお金を使うべきで何にお金を使わないべきかが自分の中ではっきりします

世の中にはお金に関する書籍がたくさんありますが、共通して言えるのは
「収入-支出=投資」
このサイクルをいかに築くかといっても過言ではありません
現代社会は資本主義です。つまり資本家が1番得する仕組みであって、労働者は資本家のために働くというのが事実です
お金持ちと言われる人は、簡単に言えば“お金が”働いてくれる仕組みをつくっているのです。例えば企業のオーナーであれば、自分が働かなくとも配当金が入ってきます。不動産オーナーであれば毎月家賃収入が入ってきます
さらにその収入を使って次の不動産を買うのです。となるとまた新たな収入源ができますよね。こうして雪だるま式にお金が増えていく仕組みです
お金持ちになれない人は、収益源を作らないので永遠に労働収益しかありません。使ったら最後、病気になってしまったら収益源すらなくなってしまうのです
そう、「お金が貯まらない人は浪費が先で、金持ちは投資が先」なのです
まずはこの事実を知ってください
多分ほとんどの人が「浪費が先で投資が後」という構図になっています。私もそうでした
その事実を認識した上で次のステップに進めます
そして安心してください。最初から資本家だった人は少数です
多くの成功者は、たくさん稼ぎ、無駄遣いをなくし、資産を買ってゼロから財産を築いた人が多いのです。それは仕事とか地位とかは一切関係ありません
そして、今すぐできることをはじめましょう!お金は時間を味方にするほど有利になります
1、たくさん稼ぐ
まず前提として「稼ぐ」ことが重要です
どれだけ「賢く使う」「がっちり守る」をしっかり行っても稼ぎが少なければ金持ちになるまでのスピードは大きく変わってきてしまうからです
稼ぎ方は人それぞれです。会社員の方でもいまの仕事に集中して給与を上げる方法もあれば副業などで収入を増やすというやり方もあります
ただ本質を見誤らないこと。長い視点で見ることを忘れないでください
キャリアに関して大切なのは何を得られるかです
「学び」人生や仕事に対する学びを得られる仕事
「お金」ただひたすらお金が得られる仕事
「喜び」自分の生きがいを得られる仕事
すべてを満たす仕事は簡単に見つかりません。まずはどれか1つ。何がいまの自分にとって必要かを知りましょう
2、賢く使う
たくさん稼げるようになったら「賢く」使うことが大切になってきます
金持ちになれない人は給与増えたら貯金できるようになるだろうと思いますが事実は違います。給与が上がれば上がった分、生活水準を上げてしまうため、思うようにお金を貯めることができず、職を失ったり給与が減ったら半年も今の生活をできないなんて人がほとんどです
つまり稼げるようになっても「賢く使う」ということを実行できなければお金は増えないのです
3、がっちり守る
たくさん稼ぎ、賢く使うことができるようになれば自ずとお金は貯まっていきます
しかし稼いだ分税金は発生しますし、お金の管理も煩雑になってきます
そこでがっちり守るという考え方が必要になってきます
4、投資する
貯金だけでは金持ちにはなれません
“投資”というとお金を失いそうで怖いと思われる方が多いですが、リスクコントロールと時間を味方にすれば怖いことはありません。それなのにリスクコントロールのできない宝くじを買う方が矛盾しています
例えば株式取引で損失を出したとします。しかし株取引に係る経費ってありますか?
損失こそ自己成長するための必要経費なのです。つまり出世のために参考書買ったり、スクールに通ったりするのに支出する自己投資と一緒です。利益率100%のビジネスが存在しないのと一緒で投資でも必要な支出は存在するのです
金持ちは資産を手に入れる。中流以下の人たちは負債を手に入れ、資産だと思い込む
(金持ち父さん 貧乏父さんより)
5、シンプルに暮らす
「なんのためにお金持ちになりたいのか?」
自問してみてください。「幸せになりたい」とか抽象的な解ではモチベーションにつながりません。そもそも幸せの定義は人それぞれですし、幸せは感じ方1つとも言えるからです
人生に必要なこと取捨選択ができるようになれば、本当に大切なことが見つかります
そして私自身が感じることは、人生において本当に大切なことってあまりないということです。その上でお金が自分にとってどういう存在なのかを知ることで、「なんのためにお金持ちになりたいのか?」という答えも見えてきます
②お金に対する常識を見直そう
お金持ちへのステップがわかったところで、お金に対する漠然とした常識を見直しましょう
そこで「お金持ちというとどんな人を想像しますか?」
プライベートジェットで世界各国を飛び回り、1台数千~数億円のスポーツカーを乗り回し、夜はシャンパンを浴びる。たぶん多くの人のお金持ちってこんな感じ
確かにお金持ちの中でもそういった人たちはいるけど、実は少数
なぜならメディアではそういった人たちしかクローズアップしません。だって質素な生活のお金持ちを見ても面白くありませんよね?
しかし実際のところ、多くのお金持ちの中には質素な暮らしをし、一見するとお金持ちに見えないような人たちが多いです。支出にメリハリあって無駄遣いが少なく、ふつうの家に暮らしてたりします
豪華な屋敷に住み、高級車に乗っている人たちは、実際にあまり資産を持っていないのだ。
大きな資産を持つ人々は、そもそも高級住宅街に住んでいないのだ。
(となりの億万長者より)
そう、私達はお金持ちと聞くと自由にお金を使って綺麗な恰好の人を想像します
確かにそういったお金持ちもいますが、本当のお金持ちはお金を使うことにシビアです
私の身近なお金持ちもそんな一人です
上京しゼロから会社を立ち上げ、堅実的な経営で会社設立以来赤字になったことはないそうです。事業で得た資金で山手線の駅から徒歩5分圏内に複数の不動産を所有しています
彼はスターバックスのコーヒーなんてもってのほか、コンビニの100円コーヒーすらもったいなくて飲まない。自分で豆を買って挽いて飲む。その方が美味しいし、1杯50円もしないからだそうです
さて、前置きが長くなったのはアナタのお金持ちに対するイメージを変えないとお金持ちになるための理解が深まらないからです。
つまり、アナタの中にいた間違ったお金持ち像は
お金をたくさん使う=使う分稼いでいる=収入が増えれば金持ち=収入を増やそう!
この考え方は誤りです
お金持ちになれない人は「所得」が増えれば金持ちになれると思っている
多くの人は収入が増えればお金持ちになれると思っています
しかしそれはあやまった考え方だと気づいたでしょう。もちろん収入を増やすことは必要ですが、収入が増えただけでは資産は増えません
さらに多くの人がはまってしまうトラップが「出費は収入に比例して増加する」というパーキンソンの法則
有名な芸能人やミュージシャンが破産するニュースはこの典型といえます
富の尺度は総資産額であって所得金額ではありません。羽振りのいい人は所得あっても資産ないケースがほとんどです
所得が増えてもパーキンソンの法則の通り出費が増えれば貯蓄は増えないし、貯蓄が増えなければ投資に回す余力も生まれません
つまり所得が増えても「所得が増えれば金持ちになれる」という概念を変えない限りは、一生お金のために働く人生です
③誰でもお金持ちになれる
所得が増えても「所得が増えれば金持ちになれる」という概念を変えない限りは、一生お金のために働く人生というのは理解してもらえたと思います
「でも今の給与じゃ全然貯金するだけの余裕がない」って思うならその認識も改めていただきたいです
資産を築くには自分をコントロールする精神力、犠牲をいとわぬ態度、そして勤勉さが必要であること。成功への鍵は、この三点に集約されるだろう。
(となりの億万長者)
お金持ちになるためには、事業を成功させたり親から相続を受けたりする必要はありません
もちろん収入を増やす努力は必要ですが、「稼ぐ」「賢く使う」「がっちり守る」「投資する」のサイクルをしっかり回すことができれば誰にでもチャンスはあります。

現在貯金0で自転車操業を続けているのなら、その原因を見つけ、問題と向き合う必要はあります
そもそもお金の管理が面倒なのか、ストレス発散方法がお金を使うことなのか・・
ただ1つ言えることは現状に不満を抱えているなら、何かを変える必要があるということです。
「金が全てじゃねぇが、全てに金が必要だ」
(闇金ウシジマくん)
そう、ほとんどのお金持ちはお金持ちは質素に倹約した生活をおくり、その浮いた資金で資産を買って財を成してきた人たちです
事業を成功させなくとも、親から莫大な相続を受けずともお金持ちになれます
あとは己の覚悟次第なのです
④車であなたの価値が決まるわけではない!本質的な価値観を手に入れよう
お金持ちになるチャンスは誰にでもありますが、そもそもなぜお金が必要ですか・・?
「彼らは、お金の心配をしないですむことのほうが、世間体を取り繕うよりもずっと大切だと考える。」
(となりの億万長者)
所得が増えても「所得が増えれば金持ちになれる」という概念を変えない限りは、一生お金のために働く人生というのは述べました
所得が増えるだけではお金持ちになれないと強調しお金持ちの認識を改めたところで今度は自分自身の認識を改める必要があります
給与はそこそこ貰っていると思われるのにお金が貯まらないのは“使っている”からです
ここまでは当たり前のことですが、問題はその認識ができているかどうかです
ではお尋ねします
「最近した買い物を思い出してください。」
「なぜそれを買いましたか?」
「必要なのはわかりました。では他に選択肢はありませんでしたか?」
「それってアナタの人生において本当に必要ですか?」
使途を深く追求すればするほど耳の痛い話になってくるはずです
それを買う本当の目的はなに?
例えば時計を買う時の本来の時計は「時間を知るためです。」
本当に時間を知るためであれば100円均一でもいいはずですし、そもそもスマホで時間をチェックできます。
「出来る自分を周りに見せたい」
「お金持ちだということをアピールしたい」
「女の子にモテたい」
ブランド時計を買う人の目的を深堀すればこういった答えになるでしょう
自己欲求自体は人間が備え持った欲求ですから否定はしません
問題はその欲求がエスカレートしてしまうことです
良い時計を買ったら、安い車になんて乗ってられない・・
良い車があるのにオンボロアパートには住めない・・
こういった流れで生活水準が切りあがっていきます
おそらくその頃にはローンやクレジットカードのリボ残高が増えているか、まったく貯金できていない状態でしょう。
わり算で考える貧乏人 かけ算で考えるお金持ち
クレジットカードだけではありません。住宅ローンだってそう。人生で最大の買い物といわれている家の購入も、月々8万円払えるとか払えないとか、総額で支払う額よりも月々いくら払えるかを重視している人が多い
「ちょっと無理すれば払える」
(貧乏は必ず治る)
お金が貯まらない人の思考は、「蓄財なんて物が揃ってから考えればいいや・・」
おそらくそう思いつつ数年が経過し状況はさらに悪化しています。なぜなら人間の欲望には限りがないからです
再三言いますが、その行為自体は否定しません。買ってしまった物は返品できないでしょうし、自己欲求は誰しもが持っているかです
実際に友人N氏は40代バツイチ、貯金なし。私は5年前ぐらいから毎月数千円でもいいから株や投信に回すように助言してきました。しかし続いたのは約半年・・急な資金ニーズで全て引き出してしまったのですよね。あれからコロナショックを経て現在の株価高騰。結果論になってしまいますが、あの時継続していたら違った世界があったかもしれません。彼の資産は結局5年前と一切変動していません
急いで金持ちになることは気持ちいいことかもしれませんが、それに応じたリスクを取る必要があります。しかし時間を味方につけることでリスクを回避することも可能です
自分の欲求と、人生における時間軸・・
肝心なのは現状を冷静に受け止めた上でこれからどう行動していくかです
自分に人生において「何が必要で何が不要なのか」
本当にお金のある生活を望むのであれば、何かを変える必要があります
「金持ちになる為には捨てなければならないものがある」
(お金がない!ユニバーサル・インシュアランス日本支社社長 氷室浩介)
おわりに~請求書を払い続ける人生を選びますか?
35歳になったしあわせな二人はいまや完全にラットレースに巻き込まれ、退職の日までがむしゃらに働き続けなければならない。彼らは会社の持ち主に利益をもたらすために働き、政府に税金を払うために働き、銀行にローンを返すために働き、クレジットカードでの買い物の支払いをするために働く。
そして、両親は子供に「一生懸命勉強していい成績とって、安定した職につきなさい」と言い聞かせる。こういう親たちはお金について一生学ばず、ただがむしゃらに働き続ける。(金持ち父さん 貧乏父さん)
いまの世の中は資本主義です
資本主義では、まず利益の還元は株主に対して行われます
例えばアップルはここ5年で10兆円の株主還元を行っていますが、中国の工場でiPhoneを作ってる労働者の方たちは、Appleが沢山売れたところで賃金は変わらないでしょう
つまり好業績のアップルで例えれば株主たちは5年で10兆の恩恵がありましたが、アップル製品を作っている人たちは恩恵ほぼゼロです。これが資本主義です
そのためには、資本家サイドに回らない限りは効率良くお金持ちになることはできません
資本家サイドに行くには、「たくさん稼ぎ」「賢く使い」「がっちり守り」「投資する」ことで資産を増やしていくしかありません
仕組みは簡単ですが、なにごとも最初の1歩を踏み出すには勇気が必要です
これまでのお金の概念を変える訳ですから、受け入れるまで我慢も必要です
ストレスフリーで続けるのに工夫が必要です。そのために努力も必要です
ただ仕組みが完成してしまえば、それが日常になります
①ちょっとの我慢と努力でお金に困らない人生
②今日の延長線上がずっと続く人生
どちらを選びますか・・・・?